はじめてのコマンド実行
Claude Codeを実際に使ってみよう
認証が完了したら、いよいよClaude Codeを実際に使ってみましょう。このレッスンでは、最初の30分間に試すべきコマンドを段階的に紹介します。簡単なものから始めて、徐々にClaude Codeの能力を体験していきましょう。
準備:練習用フォルダの作成
安全な練習環境を作ろう
既存のプロジェクトを誤って変更しないよう、練習用のフォルダを作りましょう。
# 練習用フォルダを作成して移動
mkdir ~/claude-practice
cd ~/claude-practice
# Claude Code を起動
claude
ステップ1:あいさつと自己紹介(1〜3分)
まずはClaude Codeに話しかけよう
> こんにちは!あなたは何ができますか?
Claude Codeの応答例:
こんにちは!私はClaude Codeです。ターミナル上で動作する
AIアシスタントで、以下のようなことができます:
- ファイルの読み書き・編集
- コードの生成・修正・リファクタリング
- シェルコマンドの実行
- Git操作
- プロジェクト構造の分析
- バグの特定と修正
...
何かお手伝いできることはありますか?
ステップ2:ファイル操作の基本(5〜10分)
コマンド1: ファイル一覧を見る
> 今いるフォルダのファイルを一覧で教えて
Claude Codeが ls コマンドを実行し、結果を教えてくれます。空のフォルダなら「ファイルはありません」と答えます。
コマンド2: テキストファイルを作る
> hello.txt というファイルを作って、中に
「Claude Codeで作った最初のファイルです!」と書いて
パーミッション確認が表示されます:
Claude wants to create file: hello.txt
Allow? (y/n)
y を入力して Enter を押すと、ファイルが作成されます。
コマンド3: ファイルの中身を確認する
> hello.txt の中身を見せて
Claude Codeがファイルを読み込んで内容を表示します。
コマンド4: ファイルを編集する
> hello.txt に「作成日: 2026年3月6日」という行を追加して
Edit ツールを使って既存ファイルを更新します。変更内容が差分(diff)形式で表示されるので、何が変わるか確認できます。
ステップ3:コード生成を体験(10〜15分)
コマンド5: HTMLファイルを生成
> シンプルな自己紹介用Webページを作って。
index.htmlファイルに、名前「テスト太郎」、
趣味「プログラミング学習」を入れて。
Claude Codeが index.html を作成します。作成されたファイルをブラウザで開いて確認してみましょう。
コマンド6: Pythonスクリプトを作る
> 1から100までの合計を計算するPythonスクリプトを作って。
ファイル名は sum.py で。
# Claude Codeが作成するコードの例
total = sum(range(1, 101))
print(f"1から100までの合計: {total}")
コマンド7: スクリプトを実行する
> sum.py を実行して結果を見せて
Claude Codeが python sum.py(または python3 sum.py)を実行し、結果を表示します。
$ python3 sum.py
1から100までの合計: 5050
コマンド8: コードを説明してもらう
> sum.py のコードを初心者向けに1行ずつ説明して
Claude Codeがコードを読み取り、各行の意味をわかりやすく解説してくれます。
ステップ4:コード修正・改善(5〜10分)
コマンド9: 機能を追加する
> sum.py を改良して、1からNまでの合計を計算するようにして。
Nはユーザーがキーボードから入力する。
入力値のバリデーションも入れて。
Claude Codeが既存のファイルを読み取り、変更を提案します。
コマンド10: バグを見つけて直す
> 以下のコードにバグがあります。見つけて直してください。
def greet(names):
for name in names:
print("Hello, " + name)
greet("Alice")
Claude Codeが「文字列を渡しているが、リストを期待している」問題を指摘し、修正案を提示します。
ステップ5:便利な操作を試す(5〜10分)
コマンド11: Git を初期化する
> このフォルダを Git リポジトリとして初期化して、
今あるファイルを全部コミットして。
コミットメッセージは「初回コミット:練習ファイル追加」で。
コマンド12: プロジェクト構造を分析
> このプロジェクトのファイル構成をツリー形式で表示して、
各ファイルの役割も簡単に説明して
コマンド13: 複数ファイルを一括生成
> 簡単なToDoリストアプリを作って。
index.html、style.css、app.js の3ファイルで。
追加・削除・完了チェックの機能をつけて。
コマンド14: コードレビューを依頼
> app.js のコードをレビューして。
改善点があれば指摘してください。
コマンド15: セッションの終了
キーボードで Ctrl+D を押して終了できます。
または Ctrl + C を2回押して終了できます。
パーミッション(許可)の仕組みを理解する
許可プロンプトへの応答方法
| 入力 | 意味 | 使いどころ |
|---|---|---|
y | この1回だけ許可 | 内容を確認して問題なければ |
n | 拒否する | 意図しない変更の場合 |
always | このセッション中は同種の操作を自動許可 | 信頼できる作業を繰り返す場合 |
ファイル編集時には差分が表示されます:
Claude wants to edit file: sum.py
1 | - total = sum(range(1, 101))
1 | + n = int(input("数値を入力してください: "))
2 | + total = sum(range(1, n + 1))
|
2 | - print(f"1から100までの合計: {total}")
3 | + print(f"1から{n}までの合計: {total}")
Allow? (y/n)
赤い行(-)が削除される行、緑の行(+)が追加される行です。
Claude Codeの出力を読み解く
ツール使用の表示
Claude Codeが内部でツールを使うと、以下のように表示されます:
⏵ Read file: sum.py
⏵ Edit file: sum.py
⏵ Bash: python3 sum.py
これにより、AIが何をしているのか常に確認できます。「ブラックボックス」ではなく、透明性のある操作です。
中級者向けヒント
- スラッシュコマンドを覚えると効率が上がります:
コマンド 機能 /helpヘルプを表示 /clear会話履歴をクリア /compact会話を要約して圧縮 /cost現在のセッションの利用コストを表示 Ctrl+Dセッションを終了 - コマンドライン引数で直接指示を渡すことも可能:
# 対話モードに入らずに1回だけ実行 claude -p "このフォルダのファイル一覧を教えて"
まとめ ― 最初の30分でやること
- 練習フォルダを作る(既存プロジェクトを保護)
- あいさつして機能を確認(Claude Codeの能力を知る)
- ファイルの作成・読み取り・編集を体験する
- コードの生成と実行を試す
- パーミッション確認の仕組みを理解する
- Gitの初期化で変更管理の安心感を得る
やってみよう
以下の一連の操作を実際にやってみましょう(所要時間:約15分)
mkdir ~/claude-practice && cd ~/claude-practiceで練習フォルダを作成claudeで起動- 「じゃんけんゲームをPythonで作って」と指示
- 作成されたコードを実行してみる
- 「コンピュータが勝率を表示する機能を追加して」と改良を依頼
- 改良後のコードを実行して動作を確認
Ctrl+Dで終了
これで、Claude Codeの基本的な使い方がマスターできます!