Claude Codeの主要スラッシュコマンドと活用法
16個のスラッシュコマンドを完全網羅。使い方・実行例・組み合わせテクニックまで
スラッシュコマンドとは? ― Claude Code操作の基本
Claude Codeでは、通常のプロンプト入力とは別に、スラッシュ(/)で始まる特別なコマンドを使ってツール自体の動作を制御できます。これらのコマンドを使いこなすことで、セッション管理・コスト確認・モデル切り替えなどの操作を素早く行えます。
本記事では、Claude Codeで利用可能な主要なスラッシュコマンドを網羅的に解説します。各コマンドの構文、動作内容、実践的な使用場面、そして組み合わせテクニックまで紹介します。
スラッシュコマンドの基本ルール
- 入力欄で
/を入力するとコマンド候補が表示されます - コマンドは小文字で入力します
- 通常のプロンプトとは異なり、AIへの質問ではなくツール自体への指示です
- コマンドによっては引数(パラメータ)を取るものもあります
主要スラッシュコマンド一覧表
主要なコマンドを一覧で確認しましょう。/helpコマンドで利用可能な全コマンドを確認できます。
| コマンド | 主な用途 | 使用頻度 |
|---|---|---|
/help | ヘルプ情報の表示 | ★★★ |
/clear | 会話履歴のクリア | ★★★★ |
/compact | 会話の要約・圧縮 | ★★★★★ |
/config | 設定の確認・変更 | ★★★ |
/cost | API使用コストの確認 | ★★★★ |
/doctor | 環境診断 | ★★ |
/init | CLAUDE.mdの生成 | ★★ |
/login | 認証・ログイン | ★ |
/logout | ログアウト | ★ |
/memory | メモリファイルの編集 | ★★★ |
/model | モデルの切り替え | ★★★★ |
/permissions | 権限設定の確認 | ★★★ |
/review | コードレビュー | ★★★ |
/status | 現在のステータス確認 | ★★★ |
/terminal-setup | ターミナル設定 | ★ |
/vim | Vimモード切り替え | ★★ |
各コマンド詳細解説
/help ― ヘルプ情報の表示
Claude Codeの基本的な使い方やコマンド一覧を表示するコマンドです。初めて使う方や、コマンドを忘れた際に最初に実行すべきコマンドです。
使用例
/help
利用可能な全コマンドの概要が表示されます。困ったらまずこれを実行しましょう。
/clear ― 会話履歴のクリア
現在のセッションの会話履歴を完全にクリアします。新しいタスクに取り掛かる際や、コンテキストをリセットしたいときに使います。
使用例
/clear
会話履歴がクリアされ、まっさらな状態から会話を再開できます。
注意: /clearを実行すると、これまでの会話コンテキストが完全に失われます。重要な情報がある場合は、先に/memoryでメモリに保存しておくことをおすすめします。
/compact ― 会話の要約・圧縮
長くなった会話を要約して、コンテキストウィンドウの使用量を削減します。最もよく使うコマンドの一つで、長時間のセッションでは必須です。
使用例
/compact
/compact カスタム要約指示を追加
引数なしで実行するとデフォルトの要約が行われます。引数として要約時の指示を追加することも可能です。
/compactを使うべきタイミング
- 「コンテキストウィンドウが大きくなっています」という警告が表示されたとき
- 長い作業の途中で応答が遅くなったと感じたとき
- タスクの区切りがついたとき(次のタスクに必要な情報のみ残したい場合)
/config ― 設定の確認・変更
Claude Codeの各種設定を確認・変更できます。テーマ、通知、権限などの設定をインタラクティブに操作できます。
使用例
/config
設定メニューが表示され、各種設定を変更できます。
/cost ― API使用コストの確認
現在のセッションおよび累計のAPI使用コストを確認できます。コスト管理において非常に重要なコマンドです。
使用例
/cost
現在のセッションのトークン使用量と概算コストが表示されます。
コスト管理のベストプラクティス
- 作業セッションの開始時と終了時に
/costを実行して使用量を把握する - 大規模なコードベースの読み込み後は特にコストが増加するため注意する
- コストが気になる場合は
/modelでより安価なモデル(Sonnet/Haiku)に切り替える
/doctor ― 環境診断
Claude Codeの動作環境を診断し、問題がないかチェックします。トラブルが発生した際の第一歩として実行すべきコマンドです。
使用例
/doctor
認証状態、ネットワーク接続、設定ファイルの整合性などがチェックされます。
/init ― CLAUDE.mdの生成
プロジェクトルートにCLAUDE.mdファイルを自動生成します。このファイルはプロジェクトの構造や規約をClaudeに伝えるためのもので、プロジェクト開始時に一度実行するのが理想です。
使用例
/init
プロジェクトを分析し、適切なCLAUDE.mdが生成されます。既存のファイルがある場合は上書き確認が行われます。
/login ― 認証・ログイン
Anthropic APIへの認証を行います。初回セットアップ時や、認証トークンが期限切れになった場合に使用します。
使用例
/login
ブラウザが開き、認証フローが開始されます。
/logout ― ログアウト
現在の認証セッションからログアウトします。アカウントを切り替えたい場合や、セキュリティ上の理由で使用します。
使用例
/logout
/memory ― メモリファイルの編集
Claude Codeのメモリファイル(MEMORY.md)をエディタで開いて編集できます。プロジェクト固有の情報や作業メモを永続化するのに使います。
使用例
/memory
メモリファイルがエディタで開かれ、直接編集できます。保存して閉じると反映されます。
メモリに保存すべき情報の例
- プロジェクト固有のルール(コーディング規約、ブランチ戦略など)
- よく使うコマンドやパス
- 外部サービスの設定情報(シークレットは除く)
- チーム内の取り決め事項
/model ― モデルの切り替え
セッション中にAIモデルを切り替えることができます。タスクの複雑さに応じてモデルを使い分けることで、コストと品質のバランスを最適化できます。
使用例
/model
/model claude-sonnet-4-20250514
/model opus
引数なしで実行するとモデル選択メニューが表示されます。モデル名を直接指定することも可能です。
/permissions ― 権限設定の確認
現在の権限設定を確認・変更できます。Claude Codeがどのツール(ファイル編集、コマンド実行など)を使用できるかを制御します。
使用例
/permissions
現在許可・拒否されているツールの一覧が表示されます。
/review ― コードレビュー
現在のGit差分に対してClaude Codeによるコードレビューを実行します。プルリクエスト前のセルフレビューに最適です。
使用例
/review
ステージされた変更やコミット差分に対して、コードの問題点や改善提案が表示されます。
/status ― 現在のステータス確認
現在のセッション情報(使用モデル、認証状態、プロジェクト情報など)を一覧表示します。
使用例
/status
モデル名、アカウント情報、プロジェクトパスなどが表示されます。
/terminal-setup ― ターミナル設定
Claude Codeが最適に動作するよう、ターミナルの推奨設定を案内・適用します。初回セットアップ時や、表示に問題がある場合に使用します。
使用例
/terminal-setup
シェルの設定ファイルへの推奨変更が案内されます。
/vim ― Vimモード切り替え
入力欄でVimスタイルのキーバインドを有効/無効にします。Vimユーザーにとって馴染みのある操作感で入力できるようになります。
使用例
/vim
Vimモードが切り替わります。ノーマルモード・インサートモードなどVimの基本操作が使えるようになります。
スラッシュコマンドの組み合わせテクニック
テクニック1: タスク切り替え時のルーティン
/costでここまでのコストを確認/compactで会話を圧縮- 新しいタスクの指示を入力
こうすることで、前のタスクのコンテキストを適度に残しつつ、コストを抑えて次のタスクに移行できます。
テクニック2: コスト最適化ルーティン
- 複雑なタスクは
/modelでOpusを選択して実行 - 完了後
/costで確認 - 簡単な修正には
/modelでSonnetに切り替え - セッション終了前に
/costで最終確認
テクニック3: トラブル発生時の対応フロー
/doctorで環境チェック- 問題があれば
/statusで詳細を確認 - 必要に応じて
/loginで再認証 - それでも解決しない場合は
/clearでリセット
まとめ
スラッシュコマンドはClaude Codeを効率的に操作するための必須ツールです。特に/compact、/cost、/modelの3つは日常的に使用するコマンドなので、まずはこの3つから使い始めてみましょう。慣れてきたら、/memoryでプロジェクト情報を保存したり、/reviewでコードレビューを自動化したりと、活用の幅を広げていくことをおすすめします。