資産台帳の作成と維持
資産台帳の作成と維持
IT資産管理の中心となるのが「資産台帳」です。これはすべてのIT資産の情報を一元的に記録するデータベースであり、Excelやスプレッドシートで十分に運用できます。ここでは、実務で使える台帳の作り方と維持のコツを解説します。
台帳に記載すべき項目
最低限、以下の項目を網羅しましょう。
| 項目 | 内容 | 例 |
|---|---|---|
| 管理番号 | 社内で一意の番号 | PC-2024-001 |
| 資産種別 | PC/サーバー/ネットワーク機器等 | ノートPC |
| メーカー・型番 | 正確な型番 | Dell Latitude 5540 |
| シリアル番号 | メーカー固有の番号 | SVC-XXXX-XXXX |
| 取得日 | 購入日または納品日 | 2024/04/15 |
| 取得価額 | 税込or税抜を統一 | 165,000円(税込) |
| 使用者 | 現在の利用者 | 営業部 田中 |
| 設置場所 | 物理的な場所 | 本社2F 営業フロア |
| 状態 | 使用中/保管中/廃棄済み | 使用中 |
| 保証期限 | メーカー保証の終了日 | 2027/04/14 |
Excel管理のコツ
- シートを分ける:ハードウェア、ソフトウェア、契約の3シート構成が管理しやすい
- テーブル機能を使う:Excelの「テーブルとして書式設定」を使えば、フィルタやソートが簡単になる
- ドロップダウンリスト:資産種別や状態など、入力値が決まっている項目はリスト化して入力ミスを防ぐ
- 変更履歴シート:誰がいつ何を変更したか記録するシートを別途用意する
管理番号ラベルの運用
台帳と実物を紐づけるために、管理番号ラベルを貼付します。テプラやブラザーのラベルプリンターで作成し、機器の目立つ場所に貼りましょう。バーコードやQRコード付きラベルにすると、棚卸し時にスマートフォンで読み取って効率化できます。
棚卸しの実施
台帳の正確性を保つため、定期的な棚卸しが必要です。
- 頻度:最低でも年1回、可能なら半年に1回
- 方法:台帳のリストを印刷し、現物と照合する。差異があれば台帳を更新
- タイミング:年度末や決算期に合わせると、固定資産の申告にも役立つ
- 記録:棚卸し結果(日付・担当者・差異内容)を記録として残す
台帳は「作って終わり」ではなく、日常的に更新し続けることが重要です。新規購入・異動・廃棄のたびに更新するルールを徹底しましょう。
✅ 完了済み