📋 IT資産・物品管理 第1章-2節

資産台帳の作成と維持

資産台帳の作成と維持

IT資産管理の中心となるのが「資産台帳」です。これはすべてのIT資産の情報を一元的に記録するデータベースであり、Excelやスプレッドシートで十分に運用できます。ここでは、実務で使える台帳の作り方と維持のコツを解説します。

台帳に記載すべき項目

最低限、以下の項目を網羅しましょう。

項目内容
管理番号社内で一意の番号PC-2024-001
資産種別PC/サーバー/ネットワーク機器等ノートPC
メーカー・型番正確な型番Dell Latitude 5540
シリアル番号メーカー固有の番号SVC-XXXX-XXXX
取得日購入日または納品日2024/04/15
取得価額税込or税抜を統一165,000円(税込)
使用者現在の利用者営業部 田中
設置場所物理的な場所本社2F 営業フロア
状態使用中/保管中/廃棄済み使用中
保証期限メーカー保証の終了日2027/04/14

Excel管理のコツ

  • シートを分ける:ハードウェア、ソフトウェア、契約の3シート構成が管理しやすい
  • テーブル機能を使う:Excelの「テーブルとして書式設定」を使えば、フィルタやソートが簡単になる
  • ドロップダウンリスト:資産種別や状態など、入力値が決まっている項目はリスト化して入力ミスを防ぐ
  • 変更履歴シート:誰がいつ何を変更したか記録するシートを別途用意する

管理番号ラベルの運用

台帳と実物を紐づけるために、管理番号ラベルを貼付します。テプラやブラザーのラベルプリンターで作成し、機器の目立つ場所に貼りましょう。バーコードやQRコード付きラベルにすると、棚卸し時にスマートフォンで読み取って効率化できます。

棚卸しの実施

台帳の正確性を保つため、定期的な棚卸しが必要です。

  1. 頻度:最低でも年1回、可能なら半年に1回
  2. 方法:台帳のリストを印刷し、現物と照合する。差異があれば台帳を更新
  3. タイミング:年度末や決算期に合わせると、固定資産の申告にも役立つ
  4. 記録:棚卸し結果(日付・担当者・差異内容)を記録として残す

台帳は「作って終わり」ではなく、日常的に更新し続けることが重要です。新規購入・異動・廃棄のたびに更新するルールを徹底しましょう。