資産管理ツールの活用
資産管理ツールの活用
Excel台帳でも管理は可能ですが、端末台数が50台を超えてくると、専用ツールの導入を検討する時期です。資産管理ツールを使えば、端末情報の自動収集、ソフトウェアインベントリ、セキュリティパッチの適用状況把握など、手作業では困難な管理が可能になります。
主な資産管理ツール
| ツール名 | 特徴 | 規模の目安 |
|---|---|---|
| SKYSEA Client View | 国産で日本語サポート充実。操作ログ管理も可能。中小企業での導入実績が豊富 | 50〜数千台 |
| LANSCOPE エンドポイントマネージャー | 旧LanScope Cat。直感的なUIで操作しやすい。クラウド版もあり導入が容易 | 50〜数千台 |
| ManageEngine Desktop Central | 海外製だが日本語対応。パッチ管理やリモートデスクトップ機能も統合 | 25台〜 |
| GLPI | オープンソースの資産管理ツール。無料で利用可能。構築・運用スキルが必要 | 規模問わず |
| Snipe-IT | オープンソース。Web UIが洗練されており、中小企業に人気。QRコード管理対応 | 規模問わず |
ツール選定のポイント
中小企業のひとり情シスがツールを選ぶ際は、以下の観点で評価しましょう。
- エージェントの自動インストール:Active DirectoryやWSUSと連携して、クライアントソフトを自動配布できるか
- クラウド対応:オンプレサーバーが不要なクラウド版があると、運用負荷が大幅に下がる
- レポート機能:経営層への報告に使えるレポートが簡単に出力できるか
- サポート体制:ひとり情シスは相談相手が少ないため、ベンダーのサポート品質は重要
- 価格体系:端末数課金かユーザー数課金か。将来の拡張時のコスト増も確認
無料ツールから始める選択肢
予算が限られる場合、まずは無料ツールで管理体制を構築するのも賢い選択です。Snipe-ITはDockerで簡単に構築でき、ハードウェア・ソフトウェア・ライセンスの管理、QRコードラベル印刷、チェックイン/チェックアウト管理などの機能が揃っています。社内の古いPCにインストールして試験運用から始めてみましょう。
どのツールを選ぶにしても、最初にExcel台帳で管理ルールを確立してからツールに移行するのが成功のコツです。ルールが曖昧なままツールを導入しても、データが乱雑になるだけです。
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