🚀 DX推進 第3章-2節

自己診断の方法

DX推進指標を活用した自己診断

DX推進指標の自己診断は、経営幹部・事業部門・IT部門が一緒に取り組むことで効果を発揮します。中小企業では、経営者とひとり情シスの2名でも実施可能です。

診断の進め方

以下のステップで自己診断を実施しましょう。

  1. 指標のダウンロード:IPAのWebサイトからDX推進指標のExcelファイルをダウンロード
  2. キーパーソンの特定:回答に関わるべき人を選定(経営者、事業部門長、IT担当者)
  3. 個別回答:各人が独立して35項目の定性指標にレベル0〜5で回答
  4. 合議:回答を持ち寄り、認識のギャップを議論しながら合意値を決定
  5. 定量指標の記入:IT投資額やデジタル関連売上など、数値データを記入
  6. IPAへの提出:回答データをIPAに提出し、ベンチマークレポートを受領

各役割の視点

自己診断では、それぞれの立場から異なる視点で評価することが重要です。

役割主に評価する項目ポイント
経営幹部ビジョン、戦略、組織文化DXの方向性と経営課題の整合性を確認
事業部門業務変革、データ活用、顧客価値現場で実際にDXが進んでいるか確認
IT部門(情シス)ITシステム、技術基盤、セキュリティ技術的な実現可能性と現状の課題を整理

ひとり情シスの場合、IT部門の視点に加えて、事業部門の視点も補完する役割が求められます。日頃のヘルプデスク対応を通じて把握している現場の業務課題を積極的に共有しましょう。

IPA DX自己診断サイト(DXSI)

IPAでは、Web上で手軽にDX推進指標の自己診断ができる「DX推進指標 自己診断結果入力サイト」を提供しています。主な特徴は以下の通りです。

  • Web上で簡単に回答:Excelをダウンロードせずにブラウザ上で回答可能
  • 即座にベンチマーク:提出と同時に、全体平均や業種別の比較データを確認できる
  • 経年比較:毎年診断することで、自社のDX推進状況の変化を追跡できる
  • 無料で利用可能:登録のみで無料利用できる

自己診断の結果は「点数をつけること」が目的ではなく、自社の課題を発見し、次のアクションにつなげることが本来の目的です。正直に評価することが何より重要です。