DX推進指標の概要
DX推進指標とは
DX推進指標は、経済産業省が策定した、企業のDX推進状況を自己診断するためのツールです。2019年7月に初版が公開され、企業が自社のDX推進レベルを把握し、次のアクションにつなげることを目的としています。
指標の目的
DX推進指標には以下の目的があります。
- 現状の見える化:自社のDX推進状況を客観的に把握する
- 経営層との対話:DXの必要性や進捗状況を経営層と共有する共通言語を提供する
- アクションにつなげる:不足している領域を特定し、具体的な改善策を検討する
- ベンチマーク:IPAに提出することで、同業他社との比較データを得られる
定性指標と定量指標
DX推進指標は、「DX推進のための経営のあり方、仕組みに関する指標」と「DXを実現する上で基盤となるITシステムの構築に関する指標」の2つの大分類で構成されています。
| 分類 | 項目例 | 評価方法 |
|---|---|---|
| 定性指標(35項目) | 経営ビジョン、DX戦略、推進体制、人材育成、ITシステム | 成熟度レベル0〜5で自己評価 |
| 定量指標(参考) | DX関連投資比率、デジタルサービス売上比率 | 数値で記入 |
成熟度モデル(レベル0〜5)
定性指標は、以下の6段階の成熟度レベルで評価します。
| レベル | 状態 | 内容 |
|---|---|---|
| レベル0 | 未着手 | 経営者はDXの必要性を認識していない |
| レベル1 | 一部の部門での散発的実施 | 一部で試行的にDXに取り組んでいるが、全社的な取り組みではない |
| レベル2 | 戦略的実施が一部の部門 | 戦略に基づきDXを推進しているが、一部の部門にとどまる |
| レベル3 | 全社戦略に基づく部門横断的推進 | 全社戦略に基づき、部門横断的にDXを推進している |
| レベル4 | 持続的実施 | 全社的にDXが推進され、定量的な指標で成果を管理している |
| レベル5 | グローバル市場でのデジタル企業 | デジタル技術を基盤として競争力を確立している |
中小企業の多くはレベル0〜1に該当します。まずは現在地を正直に認識し、レベル2以上を目指す具体的なアクションプランを立てることが重要です。
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