Unix系OSとLinux・モバイルOS
Unix系OSとLinux・モバイルOS
Windows以外にも、サーバーやモバイル端末で広く使われるOSがあります。情シスとして社内のサーバーやスマートフォンを管理するには、Unix/LinuxやモバイルOSの基礎知識も必要です。
Unix系OSの系譜
Unixは1969年にAT&Tベル研究所で生まれ、その設計思想は現在のOSにも大きな影響を与えています。
- 商用Unix:AIX(IBM)、HP-UX(HP)、Solaris(Oracle)。エンタープライズサーバーで使用
- BSD系:FreeBSD、OpenBSD。macOSのベースにもなっている
- Linux:1991年にリーナス・トーバルズが開発。Unixクローンとして最も普及
Linuxの広がり
Linuxはオープンソースで無償利用可能なため、さまざまな分野で使われています。
| 用途 | 代表的なディストリビューション |
|---|---|
| 企業サーバー | Red Hat Enterprise Linux(RHEL)、Ubuntu Server |
| クラウド基盤 | Amazon Linux、Ubuntu(AWSで最も利用) |
| コンテナ | Alpine Linux(軽量) |
| 組み込み・IoT | Yocto、Raspberry Pi OS(旧Raspbian) |
| デスクトップ | Ubuntu Desktop、Linux Mint |
中小企業でも、ファイルサーバーやWebサーバーにLinuxを採用するケースは増えています。ライセンスコストがかからない点が中小企業にとって大きなメリットです。
モバイルOS
- Android:Googleが開発。Linuxカーネルベース。世界シェア約75%。多様なメーカーが端末を製造
- iOS:Appleが開発。Unix(BSD)ベース。iPhone/iPadで使用。セキュリティ・管理性が高い
法人スマートフォンの管理では、MDM(Mobile Device Management)ツールを使ってリモートワイプ(遠隔消去)やアプリ配信を一括管理します。Android/iOSそれぞれの管理手法を理解しておきましょう。
OSの選定指針
情シスとしてOSを選ぶ際は、以下の観点を総合的に判断します。
- 互換性:業務アプリケーションが動作するか
- 管理性:Active Directory等で一元管理できるか
- コスト:ライセンス費用、サポート費用
- セキュリティ:パッチ提供頻度、サポート期間
- 人材:運用・保守できる人員がいるか
多くの中小企業ではクライアントPCはWindows、サーバーはWindows Server+Linux混在という構成が一般的です。
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