💻 IT基礎知識 第3章-2節

OSの歴史

OSの歴史

OSの歴史を知ることで、現在のシステムがどのような経緯で今の形になったかを理解できます。お客様先で古いシステムに出会った際にも、背景知識として役立ちます。

バッチ処理からタイムシェアリングへ

コンピュータ黎明期(1950年代)にはOSが存在せず、人間がスイッチやパンチカードで直接操作していました。

  1. 1950年代:バッチ処理 - プログラムをまとめて順次実行。人手で切り替え
  2. 1960年代:タイムシェアリング(TSS) - 1台のコンピュータを複数人が同時利用。Unixの原型
  3. 1970年代:Unix誕生 - AT&Tベル研究所でC言語とともに開発。マルチユーザー・マルチタスクOS

パーソナルコンピュータとOSの普及

年代OS特徴
1981年MS-DOSIBM PC向け。CUI。Microsoftの原点
1984年Mac OS(System 1)AppleのGUI OS。マウス操作を一般に普及
1995年Windows 95GUI+インターネット対応。爆発的に普及
2001年Windows XPNT系統合。安定性向上。企業で長期利用
2001年Mac OS XUnix(BSD)ベースに刷新
2015年Windows 10WaaS(サービスとしてのWindows)。継続更新
2021年Windows 11TPM 2.0必須。UI刷新

企業でのOS変遷

中小企業の情シスとして知っておくべきポイントです。

  • サポート終了(EOS):セキュリティ更新が停止するため、計画的な移行が必要。Windows 10は2025年10月にサポートが終了した
  • レガシーシステム:古いOSでしか動かない業務アプリが残っている場合、仮想化で延命するか、アプリの移行を検討する
  • バージョン統一:社内でOSバージョンが混在するとグループポリシーの適用やトラブル対応が複雑になる