💻 IT基礎知識 第5章-3節

レジストリとシステム管理

レジストリとシステム管理

Windowsの動作を細かく制御するレジストリと、日常的なシステム管理ツールについて学びます。これらの知識は、トラブル対応やセキュリティ設定で頻繁に必要になります。

レジストリの構造

レジストリはWindowsの設定情報を格納するデータベースです。レジストリエディタ(regedit.exe)で閲覧・編集できますが、誤った変更はOSが起動不能になるリスクがあります。

5つのルートキー(HKEY)で構成されています。

ルートキー略称内容
HKEY_LOCAL_MACHINEHKLMコンピュータ全体の設定。ハードウェア、ソフトウェア、セキュリティ
HKEY_CURRENT_USERHKCU現在ログインしているユーザーの設定
HKEY_USERSHKUすべてのユーザープロファイルの設定
HKEY_CLASSES_ROOTHKCRファイルの関連付け・COMオブジェクト
HKEY_CURRENT_CONFIGHKCC現在のハードウェアプロファイル

レジストリの編集前には必ず該当キーをエクスポートしてバックアップを取りましょう。

Windowsサービス

サービスはバックグラウンドで動作するプログラムです。services.msc で管理します。

  • 自動:OS起動時に自動開始
  • 手動:必要時に開始
  • 無効:開始不可。不要なサービスはセキュリティのため無効に

重要なサービスが停止していると、思わぬ障害の原因になります。例えばWindows Updateサービスが停止していると更新プログラムが適用されません。

イベントログ

イベントビューアー(eventvwr.msc)で確認できるログは、トラブルシューティングの宝庫です。

  • アプリケーション:アプリの動作に関するログ
  • セキュリティ:ログオン・ログオフ、権限変更などの監査ログ
  • システム:OS・ドライバ・サービスに関するログ

レベルは「情報」「警告」「エラー」「重大」に分類されます。エラーや警告が大量に出ている場合は、根本原因を調査しましょう。

タスクスケジューラ

taskschd.msc で定期実行タスクを管理します。バックアップスクリプトの定時実行やディスクのクリーンアップなど、自動化に活用できます。

実務ポイント:ひとり情シスが最も活用すべきはイベントログです。PCが突然フリーズした・ブルースクリーンが出たという問い合わせに対し、システムログのエラーイベントを確認すれば原因(ドライバ障害、ディスクエラー等)を特定できることが多いです。日常的にイベントログをチェックする習慣をつけましょう。PowerShellのGet-EventLogコマンドで効率的にフィルタリングすることもできます。