💻 IT基礎知識 第5章-2節

ファイルシステムとディスク管理

ファイルシステムとディスク管理

ファイルシステムはデータの保存と管理の仕組みです。正しいファイルシステムの選択とディスク管理は、データの安全性とパフォーマンスに直結します。

主要なファイルシステム

ファイルシステム最大ファイル最大ボリューム用途
NTFS16TB256TBWindowsの標準。権限管理・暗号化・圧縮対応
FAT324GB2TBUSBメモリ。互換性が高いが機能が限定的
exFAT16EB128PB大容量USBメモリ・SDカード。FAT32の後継
ReFS35PB35PBWindows Server向け。データ整合性に優れる

NTFSのアクセス権(ACL)

NTFSの強力な特徴が、きめ細かいアクセス権(ACL: Access Control List)の設定です。

  • フルコントロール:すべての操作が可能。権限の変更も可能
  • 変更:ファイルの読み取り・書き込み・削除が可能
  • 読み取りと実行:読み取りとプログラムの実行が可能
  • 読み取り:閲覧のみ可能
  • 書き込み:新規作成と既存ファイルへの追記が可能

NTFS権限は継承の仕組みを持ち、親フォルダの権限が子フォルダ・ファイルに自動適用されます。権限設計は「最小権限の原則」に従い、必要最低限の権限だけを付与しましょう。

ディスクの管理

Windowsの「ディスクの管理」(diskmgmt.msc)では、以下の操作が可能です。

  • パーティション管理:ディスクの分割・結合・サイズ変更
  • ディスクの種類:ベーシックディスク(標準)とダイナミックディスク(ミラーリング等)
  • GPTとMBR:GPT(GUID Partition Table)は2TB超のディスクに対応し現在の主流。MBR(Master Boot Record)は2TB制限がある旧方式

実務ポイント:共有フォルダのアクセス権管理は、ひとり情シスの重要業務です。「NTFS権限」と「共有アクセス許可」の2つが存在し、アクセス時は両方の権限の厳しい方が適用されます。混乱を避けるため、共有アクセス許可はEveryoneフルコントロールにして、実質的な制御はNTFS権限のみで行う方法が推奨されます。権限設定は必ずExcel等でドキュメント化しておきましょう。