💻 IT基礎知識 第9章-2節

TCP/UDPとポート番号

TCP/UDPとポート番号

トランスポート層はアプリケーション間のデータ転送を担当します。TCP(Transmission Control Protocol)とUDP(User Datagram Protocol)の違いを理解することは、ファイアウォール設定やトラブルシューティングの基礎です。

TCPの特徴と3ウェイハンドシェイク

TCPはコネクション型の通信プロトコルで、データの到達を保証します。通信開始時に3ウェイハンドシェイクを行います。

  1. SYN:クライアントが接続要求を送信
  2. SYN+ACK:サーバーが要求を受諾し応答
  3. ACK:クライアントが確認応答を返し、接続確立

TCPは順序制御・再送制御・フロー制御を持ち、確実にデータを届けます。Webブラウジング、メール、ファイル転送など、データの欠落が許されない通信で使用されます。

UDPの特徴

UDPはコネクションレス型で、確認応答を行いません。オーバーヘッドが少なくリアルタイム性に優れます。

  • 用途:DNS問い合わせ、NTP時刻同期、音声通話(VoIP)、動画ストリーミング
  • 特徴:多少のデータ欠落よりも速度・リアルタイム性を優先する場面で使用

ウェルノウンポート番号

ポート番号(0〜65535)はアプリケーションの識別に使用します。特に0〜1023のウェルノウンポートは覚えておきましょう。

ポートプロトコル用途
20/21FTPファイル転送
22SSH暗号化リモート接続
25SMTPメール送信
53DNS名前解決(TCP/UDP両方)
80HTTPWebサイト
443HTTPS暗号化Webサイト
3389RDPリモートデスクトップ

実務ポイント:ファイアウォールのルール設定では、必要なポートだけを許可する「ホワイトリスト方式」が基本です。特にRDP(3389)をインターネットに直接公開するのは極めて危険です。VPN経由でのみ接続する設計にしましょう。Windowsのnetstat -anコマンドで、現在どのポートが使用中かを確認できます。