サーバースペックの読み方
サーバースペックの読み方
ベンダーからサーバーの見積りを受け取ったとき、スペック表を正しく読めなければ適切な判断ができません。ここでは、CPU・メモリ・ストレージ・RAIDについて、情シス担当者として最低限理解すべき読み方を解説します。
CPU: 世代・コア数・スレッド数
サーバーCPUのスペックで注目すべき点は以下の3つです。
- 世代: Intel Xeonなら「第4世代 Sapphire Rapids」「第5世代 Emerald Rapids」など。新しい世代ほど電力効率と性能が向上
- コア数: 物理的な処理ユニットの数。ファイルサーバーなら8コアで十分、DBサーバーなら16コア以上を推奨
- スレッド数: ハイパースレッディングにより1コアで2スレッド処理が可能。8コア16スレッドのように表記
型番の読み方も覚えておくと便利です。例えば「Xeon Silver 4416+」であれば、4000番台がメインストリーム、Silverがミドルレンジ帯を意味します。
メモリ: 規格と容量
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| DDR4 vs DDR5 | DDR5はDDR4より高速・低消費電力。2024年以降の新機種はDDR5が主流 |
| ECC | Error Correcting Code。ビットエラーを自動修正。サーバーでは必須 |
| RDIMM | Registered DIMM。大容量・多枚数搭載向け。サーバーの標準 |
容量の目安として、ファイルサーバーなら16〜32GB、仮想化ホストなら64GB以上を確保しましょう。後から増設できるよう、空きスロット数も確認が重要です。
ストレージ: HDD・SSD・NVMe
- HDD(SAS/SATA): 大容量・低コスト。バックアップ・アーカイブ用途に最適
- SSD(SATA): HDDの数倍高速。コスト効率の良い高速化手段
- NVMe SSD: SATAの5〜10倍高速。DB・仮想化基盤のOS領域に推奨
RAIDレベルの選び方
| RAID | 最低本数 | 耐障害性 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| RAID 0 | 2本 | なし | 速度重視。業務用途では非推奨 |
| RAID 1 | 2本 | 1本故障OK | ミラーリング。小規模・OS領域向け |
| RAID 5 | 3本 | 1本故障OK | 容量効率と冗長性のバランス |
| RAID 6 | 4本 | 2本故障OK | RAID 5より安全。大容量HDD環境に推奨 |
| RAID 10 | 4本 | 条件付き2本 | 速度と冗長性の両立。DB向け |
ひとり情シスの現場では、OS領域にRAID 1、データ領域にRAID 5またはRAID 6の構成が定番です。ホットスペア(予備ディスク)の追加も忘れずに検討しましょう。
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