🖥️ HW・SW 第1章-2節

サーバースペックの読み方

サーバースペックの読み方

ベンダーからサーバーの見積りを受け取ったとき、スペック表を正しく読めなければ適切な判断ができません。ここでは、CPU・メモリ・ストレージ・RAIDについて、情シス担当者として最低限理解すべき読み方を解説します。

CPU: 世代・コア数・スレッド数

サーバーCPUのスペックで注目すべき点は以下の3つです。

  • 世代: Intel Xeonなら「第4世代 Sapphire Rapids」「第5世代 Emerald Rapids」など。新しい世代ほど電力効率と性能が向上
  • コア数: 物理的な処理ユニットの数。ファイルサーバーなら8コアで十分、DBサーバーなら16コア以上を推奨
  • スレッド数: ハイパースレッディングにより1コアで2スレッド処理が可能。8コア16スレッドのように表記

型番の読み方も覚えておくと便利です。例えば「Xeon Silver 4416+」であれば、4000番台がメインストリーム、Silverがミドルレンジ帯を意味します。

メモリ: 規格と容量

項目説明
DDR4 vs DDR5DDR5はDDR4より高速・低消費電力。2024年以降の新機種はDDR5が主流
ECCError Correcting Code。ビットエラーを自動修正。サーバーでは必須
RDIMMRegistered DIMM。大容量・多枚数搭載向け。サーバーの標準

容量の目安として、ファイルサーバーなら16〜32GB、仮想化ホストなら64GB以上を確保しましょう。後から増設できるよう、空きスロット数も確認が重要です。

ストレージ: HDD・SSD・NVMe

  • HDD(SAS/SATA): 大容量・低コスト。バックアップ・アーカイブ用途に最適
  • SSD(SATA): HDDの数倍高速。コスト効率の良い高速化手段
  • NVMe SSD: SATAの5〜10倍高速。DB・仮想化基盤のOS領域に推奨

RAIDレベルの選び方

RAID最低本数耐障害性特徴
RAID 02本なし速度重視。業務用途では非推奨
RAID 12本1本故障OKミラーリング。小規模・OS領域向け
RAID 53本1本故障OK容量効率と冗長性のバランス
RAID 64本2本故障OKRAID 5より安全。大容量HDD環境に推奨
RAID 104本条件付き2本速度と冗長性の両立。DB向け

ひとり情シスの現場では、OS領域にRAID 1データ領域にRAID 5またはRAID 6の構成が定番です。ホットスペア(予備ディスク)の追加も忘れずに検討しましょう。