💻 IT基礎知識 第2章-1節

五大装置の概要とCPU

五大装置の概要とCPU

コンピュータは5つの基本装置(五大装置)で構成されています。この構造を理解すると、機器選定やトラブル時のボトルネック特定に役立ちます。まずは全体像と、中心的な役割を担うCPUについて学びましょう。

五大装置とは

装置役割具体例
制御装置他の装置に指示を出す司令塔CPU内の制御ユニット
演算装置四則演算・論理演算を実行CPU内のALU
記憶装置データやプログラムを格納メモリ、SSD、HDD
入力装置外部からデータを取り込むキーボード、マウス、スキャナ
出力装置処理結果を外部に伝えるディスプレイ、プリンタ、スピーカー

制御装置と演算装置はCPU内に統合されており、CPU+記憶装置+入力装置+出力装置という4分類で語られることもあります。

CPU(中央処理装置)の仕組み

CPU(Central Processing Unit)はコンピュータの「頭脳」です。プログラムの命令を1つずつ読み出し、解釈・実行します。

  • クロック周波数:処理速度の指標。3.5GHzなら毎秒35億回のタイミング信号を刻む
  • コア数:CPU内の処理ユニット数。4コアなら4つの処理を同時実行可能
  • スレッド数:同時に処理できる命令の流れ。ハイパースレッディングで1コアが2スレッドを処理
  • キャッシュメモリ:CPU内の高速記憶領域。L1→L2→L3の順に容量増・速度減

業務PCでのCPU選定

情シスがPCを選定する際のCPU目安は以下のとおりです。

用途推奨CPUコア/スレッド目安
一般事務(Office・メール)Intel Core i5 / AMD Ryzen 56コア以上
開発・データ分析Intel Core i7 / AMD Ryzen 78コア以上
CAD・動画編集Intel Core i9 / AMD Ryzen 912コア以上
サーバー用途Intel Xeon / AMD EPYC用途により選定

CPUはPCの中で最も交換が難しい部品です。後から増設できるメモリやストレージと違い、CPU選定は購入時に慎重に行いましょう。