メモリ・ストレージの性能指標
メモリ・ストレージの性能指標
CPUが「頭脳」なら、メモリは「作業机」、ストレージは「引き出し」に例えられます。どちらも記憶装置ですが、速度・容量・揮発性が異なります。情シスが機器を選定・管理するには、これらの性能指標を正しく理解する必要があります。
メモリ(主記憶装置)
RAM(Random Access Memory)は、CPUが直接アクセスする高速な記憶装置です。電源を切るとデータが消える揮発性メモリです。
- DDR4:多くの既存PCで使われている従来規格。転送速度は最大25.6GB/s(DDR4-3200)
- DDR5:現在普及が進む主流規格。DDR4比で帯域幅が約2倍に向上
- 容量の目安:一般事務8GB、マルチタスク16GB、開発・分析32GB以上
- デュアルチャネル:同容量のメモリを2枚挿しで帯域幅が倍増。8GB×2 = 16GBが効率的
ストレージ(補助記憶装置)
電源を切ってもデータが残る不揮発性の記憶装置です。
| 種類 | 速度 | 耐久性 | 用途 |
|---|---|---|---|
| NVMe SSD | 非常に高速(3,500MB/s〜) | 高い | OS・アプリの起動ドライブ |
| SATA SSD | 高速(500MB/s程度) | 高い | 一般業務PC |
| HDD | 低速(150MB/s程度) | 振動に弱い | 大容量データ保管・バックアップ |
記憶階層
コンピュータの記憶装置は、速度とコストのトレードオフで階層構造を形成しています。
- レジスタ:CPU内部。最高速・最小容量(数十〜数百バイト)
- キャッシュメモリ:CPU近傍。高速(数MB〜数十MB)
- メインメモリ(RAM):中速・中容量(数GB〜数百GB)
- ストレージ(SSD/HDD):低速・大容量(数百GB〜数TB)
「PCが遅い」という相談を受けた場合、メモリ不足(スワップ発生)かストレージのボトルネック(HDD→SSD換装)かを見極めることが、情シスの基本的な診断スキルです。
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