基本コマンドと管理
基本コマンドと管理
Linuxサーバーの管理はCUI(コマンドライン)が基本です。ここではひとり情シスが最低限覚えておくべきコマンドと管理操作を解説します。
ファイル操作の基本コマンド
| コマンド | 機能 | 使用例 |
|---|---|---|
| ls | ファイル一覧表示 | ls -la(詳細表示・隠しファイル含む) |
| cd | ディレクトリ移動 | cd /var/log |
| cp | ファイルコピー | cp -r dir1 dir2(ディレクトリごと) |
| mv | 移動・名前変更 | mv old.txt new.txt |
| rm | 削除 | rm -rf dir(ディレクトリごと強制削除。要注意) |
| mkdir | ディレクトリ作成 | mkdir -p parent/child |
| cat | ファイル内容表示 | cat /etc/hostname |
| less | ページ単位で表示 | less /var/log/syslog |
| grep | テキスト検索 | grep "error" /var/log/syslog |
| find | ファイル検索 | find / -name "*.conf" |
パーミッション(chmod/chown)
Linuxのファイルパーミッションは「所有者・グループ・その他」の3者に対して「読み取り(r=4)・書き込み(w=2)・実行(x=1)」を設定します。
- chmod 755 file:所有者=rwx、グループ=r-x、その他=r-x
- chmod 644 file:所有者=rw-、グループ=r--、その他=r--
- chown user:group file:所有者とグループを変更
Webサーバーの公開ディレクトリで権限を777(全員フルアクセス)にするのはセキュリティ上非常に危険です。必要最小限の権限を設定しましょう。
systemd によるサービス管理
現在の主要ディストリビューションではsystemdがサービス管理を担当します。
- systemctl start サービス名:サービス開始
- systemctl stop サービス名:サービス停止
- systemctl restart サービス名:再起動
- systemctl status サービス名:状態確認
- systemctl enable サービス名:自動起動有効化
cronによる定期実行
cronはLinuxのタスクスケジューラです。crontab -eで編集します。
書式:分 時 日 月 曜日 コマンド
- 0 3 * * * /usr/local/bin/backup.sh:毎日3時にバックアップスクリプト実行
- */5 * * * * /usr/local/bin/check.sh:5分ごとに監視スクリプト実行
SSH(Secure Shell)
リモートからLinuxサーバーに安全に接続するプロトコルです。パスワード認証よりも公開鍵認証を使用し、root直接ログインは禁止するのがセキュリティの基本です。
実務ポイント:Linuxの操作に慣れるには、まず仮想マシン(Hyper-VやVirtualBox)にUbuntu Serverをインストールして練習するのがおすすめです。本番サーバーでrmコマンドを誤って実行する事故を防ぐため、rm -rf /のような危険なコマンドは絶対に実行しないよう注意しましょう。重要な操作を行う前には必ずバックアップを取り、作業手順書に沿って実行する習慣をつけてください。
✅ 完了済み