💻 IT基礎知識 第10章-2節

DHCP・HTTP/HTTPS

DHCP・HTTP/HTTPS

DHCPは端末にIPアドレスを自動配布するプロトコル、HTTP/HTTPSはWeb通信の基盤プロトコルです。どちらもひとり情シスが日常的に関わる重要な技術です。

DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)

DHCPは端末にIPアドレス・サブネットマスク・デフォルトゲートウェイ・DNSサーバーなどのネットワーク設定を自動的に割り当てます。手動設定の手間とミスを大幅に削減できます。

DHCP DORA プロセス

IPアドレス取得は4ステップで行われます。頭文字をとって「DORA」と覚えます。

  1. Discover:クライアントがDHCPサーバーを探してブロードキャスト送信
  2. Offer:DHCPサーバーが使用可能なIPアドレスを提案
  3. Request:クライアントが提案されたIPアドレスの使用を要求
  4. Acknowledge:DHCPサーバーが割り当てを確定し通知

リース期間が設定されており、期限の50%で更新が試みられます。DHCPサーバーのスコープ(配布範囲)設計では、固定IPが必要なサーバーやプリンターの分を除外しておくことが重要です。

HTTP/HTTPS

HTTP(HyperText Transfer Protocol)はWebページの転送プロトコルで、ポート80を使用します。HTTPS(HTTP Secure)はHTTPにSSL/TLSによる暗号化を加えたもので、ポート443を使用します。

  • HTTPメソッド:GET(取得)、POST(送信)、PUT(更新)、DELETE(削除)が基本
  • ステータスコード:200(成功)、301(恒久リダイレクト)、404(未検出)、500(サーバーエラー)

SSL/TLS証明書

HTTPSに必要なSSL/TLS証明書にはいくつかの種類があります。

  • DV証明書:ドメイン所有権のみ確認。最も安価で取得が簡単
  • OV証明書:組織の実在性も確認。企業サイト向け
  • EV証明書:最も厳格な審査。金融機関等で使用
  • Let's Encrypt:無料のDV証明書。自動更新に対応

実務ポイント:社内ポータルやWebアプリでもHTTPSを使用しましょう。自己署名証明書でも暗号化は有効ですが、ブラウザの警告が出るため、社内CAを立てて証明書を配布するか、Active Directory証明書サービスの利用を検討してください。証明書の期限切れによるトラブルは非常に多いので、期限管理を必ず行いましょう。