🌻 日常生活向け | 📖 5分

PERMAで振り返る自分の幸福

PERMAモデルを振り返ろう

このコースの最初のレッスンで、セリグマン博士のPERMAモデルを学びました。ここで改めて、これまでの学びを振り返りながら、あなた自身の幸福をPERMAの視点で見つめ直してみましょう。

PERMAモデルとは、持続的な幸福(ウェルビーイング)を構成する5つの要素です。

要素意味このコースで学んだこと
Pポジティブ感情感謝の習慣、3つの良いこと
Eエンゲージメント(没頭)フロー体験、強みの活用
R人間関係ACR、5対1の法則
M意味・意義生きがい、日常の意味づけ
A達成感小さな目標達成、グリット

あなたのPERMAバランスをチェックしよう

次の各質問に、1(まったく当てはまらない)から5(非常に当てはまる)で答えてみましょう。

P ― ポジティブ感情

  • 日々の生活の中で、喜びや楽しさを感じる瞬間がある
  • 朝起きたとき、今日一日に期待を持てる
  • 感謝の気持ちを持って過ごせている

E ― エンゲージメント

  • 時間を忘れるほど没頭できる活動がある
  • 自分の強みや得意なことを活かす場面がある
  • 趣味や活動に夢中になる時間がある

R ― 人間関係

  • 大切な人と温かい関係を持てている
  • 困ったときに相談できる人がいる
  • 誰かの喜びを一緒に分かち合える

M ― 意味・意義

  • 自分の生活には意味があると感じる
  • 誰かの役に立っている実感がある
  • 自分なりの「生きがい」がある

A ― 達成感

  • 目標に向かって進んでいる実感がある
  • 小さなことでも「できた」という喜びを感じる
  • 自分の成長を実感できる

バランスを読み解く

5つの要素それぞれのスコアを見てみましょう。高い要素はあなたの幸福の強み、低い要素は伸びしろです。

スコアが低い要素がある場合

落ち込む必要はまったくありません。むしろ、「ここを少し高めるだけで、全体の幸福度がぐんと上がる」というポイントがわかったのです。

  • Pが低い → 感謝日記や「3つの良いこと」を始めてみましょう
  • Eが低い → 好きだったことや興味のあることに少し時間を使ってみましょう
  • Rが低い → 一人でいい、信頼できる人とのつながりを意識しましょう
  • Mが低い → 小さな貢献活動や、日常の意味に目を向けてみましょう
  • Aが低い → ごく小さな目標を設定し、達成する喜びを味わいましょう

PERMAの相互作用

PERMAの5つの要素は独立しているのではなく、互いに影響し合っています

例えば、趣味の園芸(E:没頭)を通じて近所の人と仲良くなり(R:人間関係)、その方に野菜をお裾分けして喜ばれ(M:意味)、立派な野菜が育って達成感を感じ(A:達成)、毎日の水やりが楽しみになる(P:ポジティブ感情)。

一つの活動の中に、5つすべての要素が含まれることも珍しくありません。

年齢とPERMA

興味深い研究結果があります。年齢を重ねるにつれて、PERMAの中で特に重要になる要素が変化するのです。

  • 若い世代:E(没頭)やA(達成)を重視しやすい
  • 中年世代:R(人間関係)やM(意味)の重要性が増す
  • シニア世代:M(意味)やP(ポジティブ感情)がより大切になる

これは「社会情動的選択性理論」と呼ばれ、ローラ・カーステンセン博士が提唱しました。人生の残り時間を意識するほど、量より質を、広い交友より深い絆を、達成より意味を重視するようになるのです。

あなただけの「幸福のレシピ」

PERMAモデルは万人共通の枠組みですが、その最適なバランスは人それぞれです。すべてを均等にする必要はありません。

ある人は人間関係こそ最大の幸福かもしれませんし、別の人は趣味への没頭が最大の喜びかもしれません。大切なのは、自分にとっての最適なバランスを知り、意識的に育てていくことです。

これからも、PERMAを「幸福の健康診断」として時々振り返ってみてください。